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NEWSの新作シングル「KAGUYA」がやばいというお話

やばすぎて生きるのがつらいともいう。

 

皆様、新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。

ニューイヤーとか箱根とか箱根とか箱根とか色々あったんですけど、まずNEWSの話題から入ります。
とりあえず新曲シングルがやばすぎたというだけの話かもしれませんが。今回結局3種全部買いました。初回Bしか入らない曲がある、と聞いて2枚買いは確定だったのですがぐるナイその他のPV一部映像放出は犯罪だと思いました。結局あの極々わずかな映像に魅せられて3種全部予約したよね。諦めたよね。ちなみにジャケ写は「4人揃っての絵である」という1点に基づき通常盤が私の中で最高評価です。はい。

さて今回の楽曲ですが、全種類収録の「KAGUYA」「バタフライ」、初回Bのみ収録の「TRAVeLiNG」、通常盤のみ収録の「勿忘草」「TOP OF THE WORLD」の5曲です。初回Bのみの曲タイトル書きづらい。
個人的に一番好きなのはKAGUYA…ではなく、バタフライですね。KAGUYAはもちろん大好きですが、バタフライの構成が個人的に一番お気に入り。
逆にとっかかりをつかむのが難しいのはTOP~かなあ…ただ、4人の歌声の成長という意味で一番面白い素材は勿忘草だと思う。
そんじゃゆるゆると各曲の感想でも書いていきますか。

あ、NEWS各位の歌声その他への感想はPixivの方でアップしたこちら→

http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=4671020 の記事を参考にしてください。なお9人(8人)時代から鬱々とした内容でスタートするので、タイトル、キャプション、冒頭の注意書きを読んだ上での閲覧を強くお奨めします。

KAGUYA

今回のシングル表題曲。
ニナミカさんの極彩和風お色気PV( 表 現 )やジャケ写も話題になってますね。
タイトルから分かる通り竹取物語をベースに現代風にアレンジした世界観の歌詞となっています。そこに合わさったのがニナミカさんのPVなのですが、かぐや姫になってんのか帝になってんのか当て馬の貴族たちになってんのかはっきりしろや!と言いたい位皆の解釈が違います。

まずはPVから。
ダンスシーンを横に置いて、それぞれのソロカットから行きましょうか。
最初に加藤君。大事にされてる姫様通り越して豪奢な奥座敷に閉じ込められた姫になってました。恋と故郷に揺れるのか、帝を恋しく想うのか、誰かに幽閉された自らを嘆くのか。最も姫感あるソロカットは彼のかなあ。誰だ、2番のサビ前ではだけさせたの!水濡れシーンはかぐや姫のお眼鏡に適わなかった貴族っぽい。だけど何か所謂草食男子系というか、へたれ!って言いたいタイプっぽいかな。
手越君は加藤君よりもうちょっとビッチっぽい(だから表現)というか自分から閉じ込められてあげてる感?帝にすらなびく気配が見えませんがな。閉じ込めるって言い出そうものなら蔀ぶち壊して自活の道を歩みそう。水濡れシーンはその印象を更に加速させるだけでした。男らしさどこいった。まあほそっこいのもあるけど多少裸でも男らしさがみじんも感じられない。
姫視点って感じを視覚化したような末っ子2人組でした。
一方の年長組ですよ。
まずは小山君。着物シーンは凄く当て馬にされた貴族たちっぽい(酷)恋しいかぐやに贈るも突き返された品々を眺めながら傍に置けない愛しい姫を憂う感じ。決して振り向かない存在を想う。姫だと帝からの贈り物を広げて帝を想いながらともにある事が叶わない自らに悲嘆に暮れてる感じ。でも一番男前な水濡れシーンは小山君だと思うんですよ。というか帝特有の「必ずや自らのものにしてみせよう」って野心が見えるの!あれ良い!超良い!めっちゃ男前!
でも全編通して最も帝感にあふれていたのは増田君でした。何だあれ。あんなに極彩に覆われても花持っても全力で帝でした。帝以外何を当てればいいんだってレベルで帝でした。帝以外考えられないね。少し優男っぽくもあり、けれど帝だからこその傲慢さも兼ね備えて非常に良いです。ただ水濡れシーンは個人的にはいまいち。何でシャツじゃないんだと小一時間。あんた体格良いでしょうが。
そしてダンスシーンですよ。傘を使ったダンスは新鮮で、4人とも結構柔らかい動きが綺麗な方なので傘を持った時のはんなり感が良く出てていいなあと。まあてごっさんは腰振りに全力注いでましたけど。そのくせ「ノンフィクション」の時すっごく男らしいんだよな。今回のPVで彼に男らしさを感じた貴重なシーンでした。後誰が決めたのか知らんけど2番の傘を女の子に見立ててキスする振付最強です。あのシーンが小山君のカットなのも最強ですありがとうございます。
テレビで披露した時より全体でのダンスはややばらつきがみられたのが面白い。メイキングの手越君曰く振付入れたの前日だそうですから仕方ないのかな。

やっと歌本体の話。
相変わらずのてごっさん無双。今回は特に楽曲のコンセプトやPVのコンセプトがドハマリだからねー。
小山君は今回(特にサビでは)低音のハモリに入っててあんまり表には出てこないけど、1番Aメロの「三月ばかり~」とか、そういったところで凄くアクセントになってて良い感じ。同じく増田君も低音の響きが今回本当に良くて、個人的に去年の楽曲聴いてての懸案事項だった低音時の発音の悪さが一気に解消されてて凄くいい。
んで加藤君なんですが、今回結構頑張ってる気がします。てごっさんの声量にかき消されそうになってますが、さすがに耳に残りやすい声質してるだけあり確かに存在感を示してますね。特にサビはてごさんメインではありつつも加藤君の声が奥から響いてくるようで非常に好みです。これで声量があればなあ…と思うけど、厳しいか。
他の3人が突き抜け系(手越)か広がり系(小山・増田)かの違いはあれど結構ストレートというかなめらかなので、加藤君のざらつきのある声質は声量が上がってくればもっともっと使い所が増えるはず。この曲は絹のような声質が特に求められたから後ろで響く程度に収まってるけど、そうじゃない方向性の楽しさも気になるなあ…

バタフライ

ようやく2曲目。
全てのパターンに収録されたもので、前のシングル「ONE-for the win-」通常盤c/wとして収録された「君がいた夏」のアンサーソングとされてます。単品で聴いた後に2曲続けて聞くと二度美味しい。
ただ、個人的には「君がいた夏」よりも「エンドレスサマー」のイメージです。
恋愛以上に大事な思い出と感情を空飛ぶ蝶に託したような感じ。サビの「好き」がどうしても恋愛感情の「好き」には聞こえない、というか恋愛だけの単純な感情が乗った言葉じゃないな、って思いました。
この曲で注目してほしいのはAメロからBメロに移るとこ。
Aメロは1番加藤君→増田君、2番手越君なんですよ。
少しキーが低めでね、1番はややざらつきがありながらも異質な引っかかりのないタオルのような声から空気に溶けるような柔らかさで包み込んで溶けていく声へ、2番がふわふわと包み込まれたものに柔らかく突き刺さる声で進んでBメロの溶けていく声へ移る。全体的に非常に柔らかさを感じる歌声で推移しています。
そこにBメロ終盤、はっと覚めるような小山君のとても珍しい暖かくも突き抜けるような高音が響き渡り、ただただ柔らかく暖かいだけの想いじゃないことを思わせます。でも、その切実さに寄りそうよな手越君の上ハモが小山君の元々持つ暖かい歌声を引き立ててます。
サビは4人→てごさんorまっすーソロor2人→4人(…だよね?)ですが、ここ、4人だからこそ余計に恋愛感情以上の何かを感じるんだと思う。
超個人的な事ですが今回のCD買う前に美恋魂のDVDを見てたものですからあの時ぽいな…って感じが。…むしろ6人から4人になったあの日かもしれない。あれは夏じゃないけど。
サビでテゴマスがソロパート貰ってますが、この曲のハイライトはBメロの小山君ソロだと思う。あの切なさからのサビラスト「空に 羽ばたいた バタフライ」があまりにも沁みます。

勿忘草

通常盤のみ収録。
ピアノとストリングス、それらと声との調和が美しいバラードです。
4人のソロで繋ぐ曲で、増田→加藤→小山→手越となっています。
これはもう聞いてもらうのが一番なのですが、特に注目したいのは冒頭の増田→加藤と繋ぐ部分。キーがほぼ同じラインで歌ってるのですが、全くタイプの違う低音が非常に耳に心地よいです。
加藤君の声のざらつきが歌い出し以外殆ど感じられないとてもクリアな発声になっているのも良。うっすらと聞こえ始めるストリングスとピアノを繋ぐ役割を果たしています。
また、最初の増田君の発声が素晴らしいです。
冒頭はピアノしかなく、とにかくクリアでストレートな発声をしないとピアノがクリアであればあるほど濁って聞こえるのでここの責任は本当に重大だったのですが、見事にこなしています。
そこから繋がる小山・手越はストリングスが強くなってからのパートを担当するためクリアさよりも力強さ、パワーが歌声に必要になってきます。
特に必要なのは明確な発音。2人とも歌う時に非常に綺麗な発音をしているのでこのパート振りは当然ですね。
しかし、今まで結構小山君の声って溶け込み・広がり系だと思ってたんですけど割と突き抜け系の歌い方ができるのね…まあビーム系の歌声してるからね。使い方を広がり系から突き抜け系に変えればいいのだから。
手越君は最後に一番印象を残さなきゃいけない場面、というパートが振られたこの曲、パーフェクトと言って良いでしょう。
正直コンサートで披露するには入れる場所的に限りなく難しい気はしますが、これはぜひとも歌ってほしい1曲。
各メンバーのソロパートだけで繋ぐからこそメンバーの成長がはっきりと感じ取れる良曲です。

TOP OF THE WORLD

通常盤のみ収録。
サッカー曲っぽい!って初聴きで思いました。高校サッカー的な感じ。
まあこういう曲になると手越君の青春の熱さを放出するような声が映えますよねえ。ド頭の声の全てを青春の夢へかっさらっていく力強さよ。
でも、意外とこういう曲って加藤君の独特の熱さが目立つなあと思ってます。シゲテゴがフルスロットルではじけ飛び、その後方からコヤマスがガチっと支えるイメージが常に浮かびますね。
輝く場所、その頂点を目指して挑戦を続ける、永遠の挑戦者。
コンサートがどうなるか、本当に楽しみになってくる曲。

TRAVeLiNG

初回盤Bのみ収録。
ジャジーな…と書いてますが、ちょっとスウィング系。
何この陽気なナンバー!良いね!良いね!
個人的にひっじょーに好きなラインです。陽気で楽しくて、んでこっちの方がすっごく恋愛してると思う。
1番Bメロの「現住所は~」のてごっさんが凄く…チャラ男です…。加藤君1人やたらウェットな…つーか夜っぽい声なのがまた違う空気を呼び込んでてそれがアクセントになってて面白いなあ。加藤君の声が入ることで真昼じゃなくて朝とか夕暮れとか、こう旅に出るのか帰るのか…って時間帯を思わせてていい感じ。
全体的に男性でも女性でも割と歌うのに苦労しないキーなんじゃないかなあ。カラオケで歌いたい。
でも割とリズムが難しいかも?跳ねる感じもあるからうまくリズムつかんで歌わないと外しちゃいそうだ…
これもコンサートで見たい。そして可能ならファンサ曲でないといいな…(Fiestaもそうだったけど何故この系統が悉くファンサなんだお前ら…)

 

あーだこーだと書きましたが、結論として言えるのは

「すっごく良いシングル、これは買い!」

ということですね。個人的には通常盤が一番いいと思います。ただバラード系いまいち、な人は何とか探して初回Bをお奨めします。

一番のおすすめ曲

全パターン収録のc/w「バタフライ」をお奨めします。もちろんタイトル曲は非常に素晴らしいですが、色々な青春や恋愛、思い出を当てながら聞いたらきっと素敵かなと。あくまで個人的にですが、状況や背景を別として「エンドレスサマー「フルスイング」に並ぶ曲だと思います。