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【刀剣乱舞】秘宝の里・楽器集めの段終盤59周の記録付けてみた【2016年年末版】

ども。皆様近侍曲や小烏丸の入手はできましたか?

私は我が愛しの初期刀加州の分だけ楽器集めて満足してほったらかし、最終日の朝ギリギリに小烏を手に入れました。焦ったよ!

…というのが2016年のお話。一応記録付けてたんですが、その後連隊戦と年末年始の諸々が立て続いたことと、うっかりというか貰い事故的にユーリ!!! on ICEにドカハマリしましてとうらぶ自体が疎かだったことでまとめ記事が今になりました。大変申し訳ありません…

んで、今回はそんな焦りながらも付けた記録から超難周回がどんな感じだったかを見ていこうかなーというお話。1月31日より始まりましたPocket・PC両立版秘宝の里の参考になれば幸いです。

 

まず「秘宝の里」のルールおさらい。通行手形のことは置いといて。

・玉札とかで玉を集める

・帰城かボス撃破でそこまで入手した全ての玉を持ち帰ることができる

・道中の敵で敗北すると大幅に少ない量を持ち帰る(大体2割位)

・挑んでる最中に通信エラーが起きると一切持ち帰ることはできない(途中からスタートも無し)

・超難の場合敵札は各種4枚ずつ

・敵札は同じ種類が重なれば重なるほど強くなる。その分戦闘勝利時の玉も増える(1枚目25個、2枚目27個、3枚目29個、4枚目30個)

・ボス撃破で玉50個。確率で楽器が落ちる

・怪火札は超難で2枚。1枚で2倍、2枚で4倍「玉札を引いた時の取得玉量」が増える

・他にも罠札が3種類ある。超難では各2枚

・日中野戦のため馬も遠戦刀装各種もすべて有効

ざっとこんなもんでしょうか。重要な所は下線引いたり太字にしたりなのでちゃんと覚えておこう!特に通信エラーな!(通信エラーで合計20個近くの手形が溶けた人)

さてこれを踏まえてデータを見ましょうか。

ちなみに私が周回に使ったのは小夜極lv40、鶴丸lv94→lv96、和泉、加州、安定、宗三の6人(和泉以後の4人はカンスト)鶴丸以外には金投石兵をガン積みしました。最後の方では鶴丸が蛍になりましたが。

 

まずは到達数と玉数から。

周回数:59

ボス到達:49

途中帰還:7

敗北:3

ボス到達時最少玉数:310

ボス到達時最大玉数:869

途中帰還時最少玉数:121

途中帰還時最大玉数:332

ボス到達のみ平均玉数:約432

帰還敗北含む平均玉数:約389

楽器取得数:10

59周なので多少のブレはありますが大体こんな感じでした。敗北は没収量がえぐいのでまあ置いとくとして、途中帰還でも玉数がそこそこいくことが見えると思います。ボス到達でも引きが悪いと大して稼げないので、玉数だけを考えるなら300前後で帰還を考えても良いのが分かるでしょう。楽器が欲しくてボスに行くのを目指してもいいですが、それで撤退したら元も子もないですからね。

平均値もご覧の通り。wikiに周回平均430とか出てますが、あくまで完走できることが前提。ボス撃破で玉50貰えるのでその有無がそのまま帰還敗北含んだ平均数の差として表れています。帰還を含んだ場合まあ400に乗らない位が平均値でしょう。私の場合も途中まで引きが悪く帰還敗北含めると平均350まで落ち込んだところからの回復です。

 

敵札の状況は以下の通り。

打刀:総数98、1周平均約1.6

太刀:総数85、1周平均約1.4

槍:総数100、1周平均約1.7

薙刀:総数86、1周平均約1.4

一番出たら厄介な槍がトップ、次に出たのが打刀となりました。この2種類は1周の間に4度ぶち当たる悲劇に見舞われたこともあります。ちなみに槍は5歩目で槍3枚目引いて即時撤退したこともあります(上述の途中帰還最少がこれ)

1種類ずつで見るとあまり出会ってないように見えますが、平均を合計すると1周平均戦闘数が6を越えるわけですよね。先手打って敵の部隊長を仕留めてないと被害が尋常じゃなく拡大していくわけですよね。

ただこれだけ戦闘するとなると勝利の玉が馬鹿にならないわけで。6戦が仮に1戦目×4、2戦目×2だとすると報酬の玉だけで154が稼ぎ出せるわけです。前に進むにはどのみち戦わなくてはいけないのでできる限り彼らに勝利を安定してもぎ取れる編成を組むといいでしょう。

先手を取るという点で一番厄介だったのは実は薙刀。ただでさえアホみたいに耐久が高い上に打刀と同一の戦闘条件(陣形や有利不利)にしても打刀相手に先手取れた面々で先手が取れませんでした。おそらく4種中最も機動が高く設定されているのだと思います。攻撃特性上一撃で戦闘不能にされることは限られるとはいえないわけではなく、また刀装の被害が結果的に後の戦闘で影響を及ぼす可能性があることから非常にしんどかったです。何よりも随伴の有無に関わらず唯一部隊長にダメージを与えられるのが薙刀なんですよね。仕様上部隊長は随伴さえ居れば罠札のダメも敵遠戦のダメももちろん敵の攻撃も飛んでこないのですが、部隊全体を攻撃対象とする薙刀だけは例外。低レベル刀剣を育成のために部隊長にしても守りきれないわけですよ。部隊長が重傷になると強制撤退で敗北同様貰える玉が著しく減少します。

槍は変わらずしんどかったですが、3スロ太刀カンスト組が多いようなら2戦目まではだいぶ楽です。というのも、多少交戦形態に左右されますが3スロ太刀なら重騎兵×3で槍2戦目以降の乙槍までは軽傷で済ませられそうだから。少なくともうちの鶴丸が金軽騎兵×2金重騎兵×1に方陣で何とか耐え抜いたことがあります。

ダントツで楽だったのは太刀ですね。何せ3戦目以降の甲太刀でもうちの鶴丸が先手取れましたから。極で固めた部隊ならあっさりと殲滅できると思います。一番苦労しなかったけど一番出なかったな…

打刀は唯一遠戦をやってくる(投石オンリー)ので刀装被害が結構重かったです。特に2戦目以降は遠戦で刀装1つ確実に剥いでくるとかざらだったので槍の前に当たると鬱でしかなかったですね。こちらの遠戦が決まればあっさりと撃破できるのは良かったですが。一番凶悪だったのは2枚目以降の打刀と2枚目以降の薙刀の組み合わせ。打刀の遠戦で刀装をボロボロにされたところに薙刀が先手を打ってくると惨状にしかなりませんでした。特に私が使ったのは遠戦刀装を大量投入したスタイル。兵数が限られるのでボロボロになりやすいんですよねえ…盾兵とか軽騎兵とか突っ込んだパターンだったらまた違ったのかも。

 

他も色々書きたかったんですがイベント始まっちゃったのでとりあえずここまで!後で怪火の出現状況と罠札の出現状況もまとめたいと思います!

では皆様、玉集め頑張りましょうね!

【艦これ】16秋イベE5乙突破編成

ども、昨日はえっらい残念ポエム失礼しました。思いのたけをぶつけてみたんだ。

その勢いのまま艦これのイベント攻略に挑み、無事乙で突破できたので書いていこうかなーと思います。

E4乙とか結構出回ってるでしょうから、E5乙で。需要あるようならE4乙も書きますがかなりの運任せだったので何を書きゃいいのかわからんしね…

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初恋の人が結婚した話

初恋の人がとうとう結婚してしまいました。

今はもっと好きな人がいますし追いかけ続けてもいますが、初恋の人はやはり特別だったようです。

 

彼との出会いは私が7歳の時です。

初めて見た時から優しい笑顔が魅力的な人でした。少し低めの、穏やかな声がこちらの心を包んでくれるような人でした。

男らしさという点は正直あまり強くなくて、もっと男前な人がそばにたくさんいる人でしたが、だからこそその暖かさが私を惹きつけてやみませんでした。

年齢なんて知らなくて、ずっと年上の人だってことしか分からなくて、とにかく優しさと、暖かさと、柔らかさと、強さをぎゅっと詰め込んだ大人っぽさが大好きでした。

その人の横には1人だけ綺麗なお姉さんが混ざっていました。幼いながらに御似合いだな、と思っていましたが、それでも隣にいられるお姉さんはずっと羨ましかったし、学校でそのお姉さん役をたくさんの友達と取り合ったりもしました。

会えなくなる最後の日の前日は寂しくて寂しくて、最後までかっこいい姿に更に大好きになって、それでも寂しさがぬぐえないから録画していたビデオを何度も何度も見直しました。

彼はテレビの中の人でした。

当時はブラウン管の向こう側で、彼を見るために時間になったら画面の前に張り付いていたのを覚えています。普段の柔らかい笑顔と戦う力を求める決意を込めた顔と、多くの怪獣たちと戦う姿に私は毎週目を奪われていました。

 

大きくなるにつれて彼の思い出はそのままに、私はたくさんのかっこいい人たちを見るようになりました。

青空みたいにおおらかに受け止めたり、ワイルドな外見と真直ぐな目を持っていたり、照れ屋なのに喋るのが好きだったり、直球で話して本心を見つけたり、方言も違っていたりと、本当にたくさんの人を好きになりました。

でも、どんな人も笑顔が印象的な人ばかりです。

彼の笑顔とは少し違っても、どれも大好きな笑顔ばかりです。

好きになる人の、一番大事なものを、私は彼に教えてもらったのだと思います。

 

そんな彼が2016年11月29日に結婚を発表しました。

お相手の方の写真を見ました。

彼と同じく、暖かくて、素敵な笑顔の人でした。

素敵な素敵な二人だな、と思いました。

これからも彼の素敵な笑顔が見られるのだなと思って、私は嬉しくなりました。

 

ダイゴ隊員もとい、長野博さん。

ご結婚おめでとうございます。

これからの行く道にも、あなたの素敵な笑顔があふれますように。

【城プロRE】コラボイベントから始めた殿向けの入手難易度低めお奨め城娘

城プロではお久です。ちまちまイベントやってます。とりあえず福島城ちゃんは限凸終わらせました。かわいい。

さて、先日まで「千年戦争アイギス」とのコラボイベントが開催され、あちらのプレイヤーさんがかなり殿として参戦されたようです。ぶっちゃけシステム的にはあちらの方が優秀ですが、こちらはこちらなりの楽しさがあるので両方続けてる方もいる様子(私はイベントきっかけにアイギス触りましたがいまいち慣れんで必要なとこで切ってそのままです)

というわけで、比較的入手難易度が低い城娘から、お奨めを幾人か紹介していこうかなーという記事再び。

以前の記事は何か無駄に長いですし、あれから地形ボーナスシステムも実装されたし、新規マップも実装されたし、改めてです。

あくまで私(lv56殿。旧城プロからの引き継ぎ勢だがかなり緩い)の観点からですのでちょっと変かな?ってとこはあると思います。ご了承ください。

武器種順に。なお、入手方法が現状招城儀式のみの大砲と盾は無視です。そもそも盾は我が家にいないしな!(※これ書き始めた当初はいませんでしたが、アイギスコラボ報酬の霊珠使って10連したら来ました。育ててないけど)

あ、あくまで参考程度に、って感じなので、お暇があれば読んでみてください。

 

○刀

火力・防御・耐久のバランスに優れた武器種。気のコストも計略無しならそこまで重くはならず、壁要員をこなしやすい。また攻撃速度が近接最速。難点として、基礎ステータスがそのまま強さになるため、そこに難点を抱える☆2以下は長期にわたって戦力とするには厳しい。でも低レア攻略するときの壁要員は大体刀だったりするんだよね。

備中高松城:☆3平城。改壱実装済み。天下統一の「備後」で合流。確定報酬という入手難易度と計略無しが故の軽さ、そして改壱になると獲得する固有特技「浮世をば今こそ渡れ」による基礎能力向上が光る。基本的なステータスもよくまとまっており、平城故範囲や耐久の高さも魅力的。特技で補えるとはいえ平城故にやや防御面は弱いので注意は必要。

・坂戸城:☆2山城。改壱実装済み。築城での入手となる。☆2の中では防御の高さが魅力で、更に特技・足止めにより頑張って壁にもなってくれる。回復と合わせて意外と耐え抜くことも。なお改壱はステータスが向上するが、計略を持ってしまったために気のコストが上昇。巨大化が1回増えるため巨大化回復が1回多く使えるようにはなるが、少々使いづらくもなるので改壱にするかどうかは好みによる。

稲葉山城:☆3山城。通常築城でも招城出る稲葉山だが初イベント時に限定築城も存在した。というか通常築城の☆3勢としては割と出る方。能力は山城+防御特技ということで防御特化型。地形ボーナスまで乗ると恐ろしく堅い。諸々あって色々な怨嗟を受ける城娘だが、能力自体は防御中心にかなり高い部類に入る。

金ヶ崎城:☆2山水城。旧城プロ殿にはおなじみの子。今作では攻撃速度上昇特技のみとあまり活躍の場が見いだせないかと思いきや、地形ボーナス実装で事情が変わった。リニューアルに伴い一部城娘の地形属性や武器種が変更されたのだが、それによって水属性近接が著しく減少したのだ。刀ではなんと金ヶ崎と旧城プロでは改築前の姿である津留賀城のみ。現在最深部の安芸はトチ狂った敵火力な上にボーナスが水のため、一気に需要が増えた。ぶっちゃけ山水近接というだけなら後述する槌の鬼ヶ城の方が入手手段が多いのだが、コスパから使いやすい壁はこちらになる。

○槍

全武器種中最軽量。とにかく展開の速さが魅力で、コストは計略を持っていても無計略刀よりも安い。また近接最大級の範囲を誇り、範囲内の、攻撃する方向にいる敵全てを一度に攻撃できる串刺し系の特性もある。その分攻撃防御といった基本ステは控えめで、高レアでも壁にはなりにくいのに何故か足止め特技持ちが多い。上手く使ってやらないと大破撤退の嵐になりかねないので補助火力寄り。殿の運用が試される。意外と有用な計略を持つことが多い。

・鹿野城:☆3平山城。改壱あり。極めて数が少ない「気トークン」計略持ち。気は城娘の配置や巨大化、計略の使用に使うためにいくらでも欲しいのだが、それを増やせるトークン持ちは現在僅かに4人。その中で唯一の☆4以下。本人のステータス自体は特筆して高いわけではないが、気トークンの存在故に「☆3でまず入手したい城娘は誰」と聞かれたときにほぼ確実に名前が上がる。通常築城の他、外れ枠になるが招城でも手に入る。先日改壱且つ計略持ちの場合気コストが削減されるようになり、更に使い勝手が増した。

新府城:☆2平山城。改壱あり。そのままだと攻撃速度がいい感じの普通の槍だが、改壱にしたとき獲得する計略が優秀。「竹束」というのだが、これは5人まで敵を足止めできる設置トークン。攻撃を返すわけではないが壊されるまで敵の進攻をある程度留めてくれるのが非常にありがたい。改壱になることで基礎ステータスも上がり戦力としてもある程度計算できるようにもなる。竹束計略を持つ城は後1人いるのだが通常築城限定且つ☆4で入手難易度が無駄に高いため、代打起用がしやすい新府は非常に優秀。

○槌

高い攻撃防御耐久で一見壁要員に見える。実際壁もこなせるが、尋常じゃない気コストの重さと近接で最も狭い攻撃範囲の問題で壁要員にするには配置や気の管理が問われ、かなり難易度が高い。その攻撃力が最大の魅力であり、攻撃の特性から大量に塊で襲ってこられるとどっかんどっかん叩き潰せる良いカモ。攻撃が届かないところから攻撃してくる遠距離砲台が天敵中の天敵。ちなみに最大の難点は計略無しの中レア以上が現在1人しかおらず、しかも招城限定の高レアということ。ただでさえコストがかかるため計略まで付くと慣れないうちは本当に気の管理が悲惨なことになる。初期の扱いづらさは一級品。

鬼ヶ城:☆2山水城。天下統一の「紀伊」で合流。入手難易度もさることながら、山水属性のため防御も回復も伸びる&自身の特技で耐久強化というわかりやすいタンク型。その分攻撃範囲に難点を抱えるため武器やら配置やらで調整は必要になるが、優秀と断言して差し支えのない能力を有する。また極めて数の少ない水属性持ち近接でもあり、防御性能と合わせて使いたい場面が増えている。まだ改壱来てないのも魅力的。ぜひとも計略無しでタンク型☆3槌の地位を確立してもらいたいものだ。

○弓

遠距離で最も気コストが軽い。また全武器種中最速の攻撃速度を誇る。その分火力が控えめで、他の遠距離と比較して単発火力は微妙。範囲内のバフ・デバフ持ちが多く、自身の攻撃速度とバフデバフで主力を支える補助役。なお飛行敵に関しては独自のダメージ倍率を持ち、特にイベント出現の強力な飛行敵に対して重要なダメージソースとなる。

島原城:☆3平城。天下統一「豊後」合流。☆3以下の弓では最も出番が多いと言っても過言じゃない位の戦闘能力。特技は自身しか強化しないが攻撃力と速度の上昇。平城ゆえかなりの範囲を誇るため、速度や火力と相まって恐ろしい勢いで敵を溶かしていく。ストーリーで合流するため確実に入手できるという難易度の低さも魅力的。同じ☆3の深志城とは計略による出番差と入手難易度で差別化されている。

・石山城:☆1平山城。改壱あり。天下統一「備前」合流。ストーリーで合流する☆1ではおそらく最も育成されている確率が高い。理由は特技の蔵防衛。範囲内の蔵の防御耐久を2倍にするというものだが、蔵が自動で壁になったり単純に蔵を守りやすくなったりと非常に優秀。この特技を持つのは現在3人(幾人か別に計略などの例外はある)いるのだが、入手難易度や気コストの点で最も有用な存在になっている。なお本人のステータス自体はちょっと悲しくなる位なので難関マップに向けてはきちんと育成しておこう。ライバルはほぼ上位互換と言える深志城。展開速度と入手難易度はこちらが勝っている。

丹波横山城:☆2平山城。通常築城での入手となる。特技の範囲内城娘攻撃速度上昇は元から攻撃速度の速い弓や刀はもちろん、速度の遅い武器種たちでもありがたい。ちなみに類似枠としては☆1の今川館もいる。あちらは平城なので好み次第。また☆4に上位互換の小牧山城もいる。入手できたら育てよう。

浦添城:☆2山城。初期メンバー。山城のためせっまい範囲が問題だが、特技の範囲内の敵の攻撃力低下が地味に生存力に関わってくる。初期メンバーなので、愛着で育てることも多いかもしれない。使い勝手が良い方なので山弓を育てるなら一考の余地あり。

○石弓

そこそこのコストで大火力を叩き出す遠距離。初期は不遇だったが幾度かのアプデを経て現在の地位を確立した。入手難易度がさほど高くない☆3武器で恐ろしく強い「近衛の弩」が存在するのも魅力と言える。ただ弓よりも狭い範囲とちょっぴり遅い攻撃速度、そして何よりも入手難易度という壁が立ちふさがり、当人たち自体の使い勝手は悪くないのだが意外と苦労してる。

・三原城:☆3平山水城。改壱あり。天下統一「安芸」で合流。もしかしたら築城での合流の方が早いかもしれない。現在通常マップ最深部にて合流する☆3を超越した火力持ち。初期火力は☆5多賀城に匹敵し、平山水のため耐久防御回復とバランスが取れている。特技は範囲内の敵への鈍足デバフ。活用するにはコツがいるが、上手く使うと他の城娘と合わせてゴリゴリ敵を削ることができる。難点として、バランスが取れている耐久防御だが攻撃力の代価か☆3としては少々控えめ。これは改壱になってもさほど変わらず、鈍足付与と合わせて育成不足がモロに継戦能力に影響するので注意。

柳川城:☆3平城。初期入手の城娘。ゲーム中の殿はこの子の城主という設定なので、多くのストーリーで登場する。計略持ち且つ平城、範囲こそ広いものの特技は耐久上昇、攻撃防御共にあまり伸びが良くなかったため初期はあまり使われていなかったが、石弓のテコ入れに伴い防御バフをばらまける遠距離班という独自の立ち位置を確率。というか「通常築城可能且つ防御バフ計略持ち遠距離」はこの子1人。何気に使い勝手が良いので育成しておくといいだろう。なお限界突破に関しては通常築城限定のため非常にめんどくさい。

○銃

全武器種中最大人数を誇る。それだけいれば類似したやつも上位互換も多く、最後は好みの世界に突入する。攻撃力の高さとノックバック、そして攻撃範囲が魅力で、遠くからやってくる敵を早期に蹂躙する役目を担う。大体の場合ボス戦における火力ソースになるので属性違いで二人以上は育てたい。このゲーム、特にボスクラスについては「相手の攻撃範囲に味方を入れずに倒す」ようにしないと敵の火力が高いため押し負ける。ノックバックを有効に活用したいところ。難点はやや攻撃速度に難がある事と、気コスト。あと防御性能はひくい。ひくい。

長浜城:☆4平水城。天下統一「摂津」合流。ストーリーでの確定入手キャラとはとても思えないほど性能が高い。優秀な基礎ステータスに加え、無計略なので特技発動が容易。更にその特技が所持者の非常に少ない「範囲内の敵の防御力低下」その倍率実に25%。ボスクラスは無駄に防御力が高いため全体の火力アップ且つ早期処理能力に直結する。この特技持ちの中で唯一の無計略銃であり、また範囲も平城故にダントツトップ。防御力が☆4銃ワースト叩いてるのが難点だがレベルで補えばいい。育成しない道理が存在しないレベルなのでスタメン起用を強く推奨。

・鹿児島城:☆2平山水城。改壱あり。天下統一「大隅」合流。☆2銃ではトップクラスの性能を誇る。平山・水属性故のバランスもだが、魅力はその特技。範囲内攻撃バフであり、低レアではかなり数が少ない。これが改壱になるとバフのパーセンテージ上がるんだから恐ろしい。巨大化回数も増え、それでいて計略がないため他の☆3との差別化もされている。ストーリーの4つ目とかなり早期に仲間になるのでスタメンに入れておけば自然と育成されるのではないだろうか。

津和野城:☆3山城。ストーリー合流もしないのでなんで?と思われるだろうが、実は山城銃は現在たったの2人。更に片割れはイベント限定の岐阜城。つまり、山ボーナスマップでボーナス貰える銃はこの子だけ。銃の癖に何故か防御型という若干めんどくさいタイプではあるのだが、その分地形の恩恵を受けると銃とは思えない位耐え抜いてくれる。そして計略持ちなのだがその計略が意外と硬く、結構囮として役立ってくれるのでカタログスペックの割に使い勝手は悪くない方。通常築城で割と出る方なのと、以前イベントの築城に入ったことがあるので復刻が来たら入手チャンスが跳ね上がることが予想されるので一応紹介。

根本的に優秀なやつが多すぎるため、最終的には自分の好みで選ぶのが一番だと思うよ。

○法術

最低1人は育てておきたい特殊枠。攻撃は鈍足付与だが、それ以上に「相手の防御無視」という特性がある。相手の防御が高ければ高いほどそれが有効に働き、槍程度の攻撃力なのにあっという間に敵を溶かしてしまう。ただし当人たちの防御もまた紙っぺらであり、更に更に攻撃範囲が全遠距離中最も狭い。とはいえ鈍足付与も銃のノックバックと合わせると非常に強力に働くものであり、使い所もまた多い。この武器種が有効に扱えてこそ一人前と言えるかも。

大宝寺城:☆2平城。改壱あり。☆2以下の法術で最も優先度が高いと言っても過言ではない。自身のみの攻撃バフ特技持ちであり、且つ改壱で計略無しのまま巨大化が1回増える。平城故の範囲の広さと特技からくる攻撃力の高さから非常に使われることの多い城娘。☆4平城コンビがいるが、宇都宮には計略無しという点からくる気コストの軽さ、福島城にはバフ特技から来る攻撃力の高さ、そして双方共に対して入手難易度という点で勝る。

・引田城:☆2平山水城。天下統一「讃岐」で合流。使い勝手微妙枠、とも言われるが、☆2以下の法術では最も防御・耐久面で優れている。所詮法術、攻撃が当たらない場所に置くわ!という場合は別だが、そもそも敵の進攻を鈍足で阻害するのが仕事の法術は結局攻撃を食らう場所に置かざるを得ない場合が多い。その点で実装済み法術勢の中でも上位に食い込むほど初期耐久が高いこの子は割と有用。平山・水のため防御も耐久も回復力もそこそこ強いのも魅力。まだ改壱来てないし!あと法術では現状唯一の確定入手なので築城で入手できない場合頑張って育てるっきゃない(法術自体の数が限られているのだ)

○歌舞

回復しかしないヒーラー。というわけでまず「入れるかどうか」というのが問題になる。城プロはどの武器種であっても自動回復があり、巨大化での回復も可能なためだ。だがそれで間に合わない場合もあるので入れられれば入れておきたい。大きな特徴は「1回の巨大化毎に特技が追加発動される」点。他の武器種が最大化しなければ特技発動がないのに対し、歌舞のみ1回毎に加算式で特技が発動されるのだ。しかも攻撃速度を除きバフが固定値上昇=加算上昇のため、他の乗算上昇系の邪魔をしないという利点もある。回復だけでなく、バフ要員としても強いのだ。ただ前述の通り回復しかしないため部隊全体の攻撃力を結果的に削ぐことになる点は注意が必要。また全武器種でも上位に入るくらい気コストが重いので、入れるなら入れる、入れないなら入れないとはっきり決めて戦術と組まなければならない。

・鶴ケ岡城:☆3平城。改壱あり。改壱になって固有特技にしてからが本番みたいなとこがある。平城故の広い範囲と非常に高い攻撃バフ、そして自身の攻撃速度上昇から来るトップクラスの回復量が魅力。巨大化4回のため、最終的に攻撃力80を固定値で加算上昇させてくれる。特に素の攻撃力があんまり高くない槍・弓・法術はあるなしで大違いなのでぜひとも範囲内に入れておきたい。

 

※おまけ※

 

高レア・イベント限定・築城限定などで入手難易度が高いが有用な子をざっくり。

・与板城:刀。☆3山城。通常築城限定。山城であるが故の防御力の高さと特技・計略によって上がる攻撃力の高さが魅力。乗算(1.5倍)で攻撃力を上げる特技は現在でもこの子1人きりであり、その倍率の高さも含めて非常に有効。☆3の能力を超えているとまで言われている。山ボーナスのマップは比較的刀での壁が有効なので出来れば早期に欲しいのだが、…まあ、キャンペーンを待った方が良いのかもしれない。

春日山城:刀。☆5山城。通常築城限定。旧城プロで多くの殿をハゲさせたことで有名。気トークン持ち唯一の山城(他は全員平山)なのだが、よりによって通常築城限定である。☆5というレア度と相まって現在でも「最も入手難易度が高い城娘」の地位をほしいままにしている。☆3の与板の入手率を考えればその難易度はお察し。

名古屋城:槌。☆7平城。現在最高レア度に当たる☆7の城娘。そのレアリティに違わぬ文句なしのぶっ飛び性能を誇る。槌ならではの大火力、高レアゆえか素の防御も高く耐久も高い、更にその大火力から放たれるのが超広範囲の攻撃計略…巨大化5回且つ計略持ち槌故の気コストの重さから最大化が遠いという難点はあるものの、レアリティは流石だった…と言わざるを得ないほどの高性能。奇跡レベルの確率だろうが通常築城可能であると確認されているがまあ一般的なのは招城儀式だろう。運よく手に入った殿は大事にしてあげてください。全くの余談だが旧城プロでもこの子は超レアであり、にもかかわらず初イベント最終マップは当初この子か石山御坊を持っていないと攻略不能なのでは…と言われたほどのクソ難易度を誇っていた。機会があれば動画がいくつか残っているのでみてみると良いだろう。更なる蛇足だが私は持ってない。早くお迎えしたいところだ。

多賀城:石弓。☆5平山城。改壱あり。テコ入れ前からその火力で敵を蹂躙してきた猛者であり、テコ入れと改壱実装で下手な銃を鼻で笑える大火力を有するようになった。最高レベル・絆100%・最大化した時の攻撃力は500を越えており、そこに当人のバフと武器火力、地形ボーナスなどが乗る。とりあえずlv50時点で諸々載せたら680まで確認できた。気コストに対するパフォーマンスの高さは同レア銃を余裕でしのぐ。

広島城:石弓。☆6平城。改壱あり。招城限定。石弓最高レアであり、それに違わぬ大火力を誇る。計略が若干邪魔とも言われるが使い方次第で面白い運用が可能であり、そもそも当人が尋常じゃないほど強いので計略無しにしたら壊れだからでしょ説もある。どのくらいかというと、改壱にすると攻撃力1000が狙える位。特技で防御も上昇するため平城の割に硬く、一人で悠々とボスクラスを捌く姿が目撃されている。とりあえず強い。

松本城:石弓。☆5平城。イベント限定。石弓唯一の攻撃計略持ち。当人の攻撃力自体はあまり高くないのだが石弓は装備でそれをカバーできるのが最大の利点。諸々のステータス自体は割とまとまっていて使い勝手もよく、範囲上昇特技と城属性が合わさって非常に広範囲を攻撃できるのも魅力的。ひたすらに入手難易度の問題だけが立ちはだかる。

・二条城:銃。☆5平城。皆も知ってる超有名な御城だが、城プロリニューアルで大化けした。最大の特徴は広範囲・防御無効の攻撃計略。銃のため配置時から攻撃力が高いのを最大限に生かした特技ともいえ、最大化まで持っていかなくても恐ろしいダメージを叩き出す。類似計略持ちに刀の和歌山、弓の鳥取がいるが、前者は中々良好な火力を叩き出す代わりに発動コストやインターバルが長く、後者はコストは安くインターバルも短めだが弓なので火力が低め。バランスのとれた存在と言える。ちなみに現在銃唯一の攻撃計略持ち。

盛岡城:槌。☆4平山城。改壱あり。防御特技に防御計略と防御特化型。改壱では基礎ステータスの上昇位しか変わらなかったが防御がさらに伸びたことによりlv80時は防御値だけならなんと☆7の名古屋に並んだ。☆4なので招城でも狙いやすく、ギリギリ築城でも来ないことはないレベル。通常築城に絞ればレアいためこちらに入れたが、招城まで含めれば割と入手しやすい部類なので入手できたら頑張って育成するといいだろう。ちなみに殴るのに使ってるのは南部鉄器。女の子らしさとはいったい。

改めてシン・ゴジラの感想(ネタバレあるよ!)(あとやっぱり自己満足考察クソ長い)

trpdetc.hatenablog.jp

こんな記事書きました。楽しかったけどどうなんだこの中身。

というわけで、改めて「シン・ゴジラ」の感想をざくざくと書いていこうと思います。

やっぱりというか結構思うままだらだら書きなので読みやすさは絶無です。それと割と台詞とかはうろ覚えです。1回しか見てないからね。更にものすっっっっっっごく今更な話がポンポン出てきます。

 

○災害としての「ゴジラ

ゴジラは災害です。自然災害とは区別しなければならないが、生物の「災害」である。台風や地震と区別しなければならない事象であるのは間違いありませんが、被害をもたらすものであると考えるならば同じものです。これは作中の赤坂さんのセリフに代表されるように、対処に当たる関係者全てで共有されている認識です。

災害であるということは、被害建造物があり、被害者がいて、途方もない被害総額が導き出されています。被害建造物があるということはそれの解体および再建が必要となり、被害者がいるということは彼らへの金銭的補償を必要とします。しかし被害総額の膨大さはこれらを酷く困難にします。…同じような状況を、私達は体験していますね?

2011年3月11日、東日本大震災です。

今回のゴジラとその被害状況はほぼ確実にこれの再現でしょう。私当時山梨に住んでまして、ぶっちゃけ途中見ててつらかったよ。災害の状況より、逃げる人たちの姿がきつかった。兎にも角にも災害というのは国を大きく疲弊させます。それが首都圏であればなおさら。あれは南海トラフの警告でもあるのかもしれませんね。

という今更な感じのをチェックするのは、以後のお話に関わるからでして。

 

○生物としての「ゴジラ

ゴジラは災害であると同時に生物でもあります。ただし完全生命体に近い特殊仕様ですが。生物として見た場合、その進化スピードもさることながら成長速度そのものが興味深いですね。第三形態になって海に帰って第四形態になって戻ってくるその間がどのくらいの期間あったかはいまいち分かりませんが、少なくとも鉄道が殆ど復旧してある程度日常に戻って対策本部作って考察してってとこまでできる程度には時間があったわけで、更にヤシオリ作戦は色々ぶっ壊した後2週間ちょい?つまり第一形態確認から沈黙まで最大でも1か月無いくらいですよね。その間にあのサイズににょっきにょっきにょっきにょっきでっかくなったのは割と興味深い。放射性物質による影響は成長不完全はあっても歪肥大はなかったような気がしなくもないんだけどどうだっけ。まあ放射線に耐えうる細胞群とDNAですから一般生物基準で考えちゃいけないでしょう。食事は基本的に無し、原子炉による体内生産でまかなっていると推測されています。最初のひとかけらぶち込んどけば高効率なエネルギー源ですからね。理に適ってますな。しかしその構造上熱をためやすく、結果放熱のために水につかったり、自己冷却機能を体内に保有するようになったりするわけですが。

ちなみに、めっちゃくちゃ個人的な意見としてゴジラって核兵器食べちゃえそうじゃないですか?核兵器使ったらそのエネルギー吸収してカウンター仕掛けてくるイメージがあります。14年版ハリウッドゴジラ核兵器を使ってると聞いたので実は見て見たいんだが見る機会を逸してるんだよな閑話休題

生物的に見れば放熱さえきちんと行えれば食事の要らない、つまりエネルギー生産ができる環境である限りどこでも生きていける非常に優秀な個体であると考えられます。これでもうちょっと人類への脅威度が低くて小さくて愛玩生物系だったら間違いなくキモペットととして名をはせていたでしょう。飼育してると放射線濃度が上がるのが問題ですが。

 

○神としての「ゴジラ

「災害」としての破壊力を中核に、「生物」としての優秀性を備えたゴジラですが、彼の名前は元は神の名です。つまり、ゴジラには「神」の側面も考えていく必要があるのです。

神とはなんぞやと考えた場合、日本ではまず「祟るもの」です。そもそも須らく災害は日本において「神の祟り」とされてきました。その点からも、「災害」であるゴジラは「神」という側面を持っていなければなりません。祟るもの、つまりタタリガミの状態である神は、神とは名ばかりで恐ろしいほどの瘴気をまき散らします、歩く道、行く先全てを瘴気で満たすようにうごめくのです。「もののけ姫」のタタリガミの道行きを想像して頂ければ分かりやすいでしょうね。撒き散らすもの、ゴジラもありましたね。はい、放射線、そして放射性物質のことです。第一~第三の状態はまだ神の神性が残る「荒魂」の状態です。既に瘴気に相当する放射性物質をふりまいてはいますが、量はさほど多くありません。動いた道が腐す程度です。しかし第四形態は違います。熱線という遠距離砲を持ったあの姿は、周囲を全て腐らせてしまうタタリガミに等しいでしょう。

ちなみに日本神話で実質初の災害をモチーフにした可能性のあるタタリガミは「八岐大蛇」です。諸説ありますが八岐大蛇はたびたび氾濫を起こし多くの命を奪っていた斐伊川を基とする説があります。災害に浚われる命を、アシナヅチテナヅチから奪われる娘たちに託したのでしょう。現代でも多くの作品で悪役として描かれる八岐大蛇ですが、氾濫すると言えど川の源流がある山に住むとされる山神である水神とする説もあり、民間信仰も存在する立派な神様。氾濫は「荒魂」の荒れる姿ともとれます。

さて、神の部分を如実に表しているのは、第二形態から第三形態に進化していくのを見た矢口さんの「すごい」という一言だと思います。神仏の威容を間近で感じてしまえば、ひとはああいう反応しかできないでしょう。おそらく、もし解析もできない昔であれば、「祟りじゃ、我らは悪しきことをしでかしたために神の祟りを受けたのじゃ」で多くの人がまとめて亡くなっていたでしょう。しかし今は現代です。進んだ科学は空想を暴きます。矢口さんは第三形態の海への退却後、巨災対を取りまとめる立場になり、「生物」のゴジラを追い続けることになります。これは「祟り」という虚構で偶像のものから、「生物」という現実で物質的なものへと意識を切り替えたわけです。けれど心のどこかであれを神の一種と思っていたのかもしれません。

彼の名づけた最終作戦の名前は「ヤシオリ作戦」ヤシオリとは八岐大蛇伝説にて八岐大蛇=化け物にして「神」を「眠らせた」、超強いお酒=「のみもの」です。

古来より神を昏倒させるにも化け物を昏倒させるにも使われてきたのが酒です。酒は酩酊させ眠らせるのが神や化け物への対処として強く用いられてきた方法でした。

ゴジラにとって、この酒に相当するのが「凝固剤」です。しかも「のみもの」です。経口摂取です。

タタリガミともとれるゴジラを倒す、眠らせるものに対して、これほど素晴らしいネーミングセンスもありません。

また、八岐大蛇伝説に関しては「アメノハバキリ」も登場します。これは伝説で八岐大蛇の頭を全部ぶった切った剣の名前なのですが、今回、「喉に突っ込む」クレーン群の名前として登場します。無理やりですがこれもあやかったものですね。

神仏に祈ることをしていないという話もありましたが、とんでもないです。正面からの祈りはありませんが、これは名前こそが護符であり祈りです。

しかし同時に、神の祟りという不確実な虚構への反逆でもあります。

災害を「人知の及ばぬ力で起こされた祟り」としてきた日本という国が、災害を「対処可能で対処せねばならぬ現実」として立ち向かったのですから。

 

○「ゴジラ」のあとの現実

さて、まあこんなくっそ長く書いといてアレですが、結局最後に残るのは山のような残処理という現実。ええ結局虚構と現実なら現実が勝つんです。虚構と現実どっちが残るって言ったらそりゃ現実しか残らないのです。今回それを改めて痛感するのが全部全部ぜーんぶ通常兵器であれやこれやなんとかしたからです。お役所がきっちりお役所としての責務を果たしまくっていたからです。現実は常に追いかけてくる。ああ無情。

ただこの世界で何が違うかと言えば、ゴジラは海に帰ることがなかったという点ですね。

虚構の実在を確かめられる直球の物体が残ってしまった。

今後、彼らは現実と向き合いながら、虚構をサイクルに組み込んでいくしかないのです。それは共に暮らす中で忘れてはいけないのに忘れてしまいそうになって、しかし絶対に忘れたころ戻ってくる虚構。サイクルに組み込んで忘れないように回していくのが現実のお仕事です。そんな困難な仕事やりたくないでしょうね。でもやんなきゃいけない。やっぱり現実って世知辛いですね。

 

ゴジラ以外でもいっぱい触れたいところがあったんだけど、あまりにも多すぎた上に情報の処理が追いついてないのでまた別の機会に!というか生物の部分もっと掘り下げたかったんでまた後で書き直すと思う!