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【シャドウバース】オールスター2pick2020年12月版の掲示リストをあーだーこーだ言う話

特殊フォーマットグランプリのシーズンが来たぞおおおおお!

 

ってことでオールスター2pickのお話です。特殊フォーマットで一番楽しみかもしれない。

一応エルフメイン実質専科でやっている私なのですが、残念ながらオールスター2pickは必ずエルフを握るなんてことはできないフォーマットですので他クラスも握ります。

ってことで一応全クラスだらだら見ていこうかなーと。エルフ以外はとんと下手な人ですが一応過去のオールスターではエルフ、ネクロ、ロイヤル、ウィッチで5連勝したことがあるのでこの辺のクラスはまあまあやれる方です。

 

〇エルフ

まずは何といってもプライマルギガントの復活。流石に往時ほどのド迫力、というわけではありませんが1枚で5面展開を最大2回出来る、ダメなら回復にも回れる、というこの性能はやっぱりすごいと思います。オールスターでプライマルギガントを強く使うコツについては以前記事を書いたのでそちらをどうぞ。

そして今回特に大きいのは「エルフクラス専用ニュートラル」が多いこと。例年なら入っているフィーナがリスト外となり、代わりにレヴィールの無法者、自由なる冒険者、放浪する料理人、ワイルドリザードのいわゆる「乗り物系」ニュートラル低コスト帯がまるっとエルフクラスのみ提示となりました。これは乗り物アミュレットを活用するために生まれたようなレジェンド・ロキサスが今回の提示リスト入りしていることが主な理由と考えられますが、そもそもロキサス関係ないアグロエルフで強かったパーツ群です。ローテと違い追加バフも乗せやすい環境ですのでとことん軽くした爆速アグロ型で駆け抜ける人が一定数生まれるのではと思っています。6コスになっちゃったし大型ドッカン寄り小粒だらだらを旧リザで守るムーブが増えそうだからゼルガネイア間に合わないんじゃないかな…翠嵐、リナレナ、新リリィも健在です。

一方で後ろに寄せつつリノセウスを狙う形も取れそうだな、というリストにはなっています。カーバンクルはもちろん、AoE枠ではエルフクイーン、カシオペア、アリアの旋風がリスト入り。さらに注目すべきは対空射撃、自然の導き、森林の狼と1コスバウンスが3種もリスト入りしたこと。ナテラ系は一切出ないので現アンリミほどのムーブは期待できませんがウィスプを絡めたコンリノタイプの旧リノセウスOTKルートを狙うことは十分可能なように思います。そうなってくるとダメカと守護が敵ですね。頑張りましょう。

注意すべき点としては今までお手軽リーサル手段として大体リストに入っていた白銀の矢、ジャングルの守護者が今回リスト外。また異形シリーズ全部とキングエレファントも入っていません。旧白狼とエズディアもいないため0コスで大型を持ってくるルートも無し。1枚で手から出せる特大疾走というのが無いので、盤面形成からそしてコンボから打点を伸ばすことが重要になります。リノセウスの他、翠嵐リナレナリリィなどもありますので「どの条件下でどの手札で何点出るのか」はピックのうちから把握していきましょう。それと、今回ラストワード対応がニュートラルカード込みでもできなくなりました。エンジェルシュートが堕落の決意に変わったことと、前回から旧リリィがリストから外れてしまったことが原因です。一部対応に苦慮するカードが出ますので後ろに寄せ気味の型になる時は気を付けましょう。

 

〇ロイヤル

いつぞやのオールスターとは打って変わって2コスト帯が充実。3コストがやや膨れているのは相変わらずですが十分堅実なピックがしやすくなっています。全体の戦い方としては4~6コス帯の充実が強く影響しており、今まで以上に強固な盤面を組めることでしょう。フィニッシャーとしてはやはり猛虎の存在が大きく、ゼルガネイアはもちろんパトリックや一つ前のターンに仕込んでおいたカゲミツなどで大型疾走を飛ばすことも可能です。またロイヤルクラスのみ新ゼウスがリスト入りしています。自動進化、無料進化もちは積極的に確保していくと全体的に安定するのではないかと思います。

難点としてはやはりリソース系カードの不足でしょうか。エミリア、躓きがリスト入りしており、指揮官サーチの2,3コス組もいるので極端な枯渇にはならないかと思いますが、コスト通り且つ盤面を丁寧に作る動きに重点を置くと意外と手札消費が激しくなりがちなのでエンハンス組などをうまく駆使して効率よくカードを切っていきたいところ。最新のカードではラディカルガンスリンガーはリスト外。そもそもアミュレット大量置きは期待しにくいリストではあるものの、流石に1コス必殺進化時効果付きは許されませんでした。あと無料進化、自動進化が多い関係かEP回復系は一切リストにないのと、デッキリソース回復手段もない(ニュートラル提示からサタン消滅)のには注意が必要です。

ちなみにしれっとオルオーンはリスト入りしています。

 

〇ウィッチ

スペブ軸、土軸に加えて生まれたバフ軸はどうなることかと思いきやヴィンセントごと抹殺されました。シカタナイネ

一応土の序盤の横展開に相性がいい大地の活用はリスト入りしてますし、以前の土アグロを支えた6コスレヴィ、オリハルコンゴーレム、奇術師は健在。くず鉄や大釜などの土供給もしっかり揃っており、更にエクステンドマジックもちゃんとリストに名を連ねたので除去しつつ顔を詰める能力は非常に高いと思われます。キャルちゃんもいるし、マイザーが今回入ったことで土を割った時に2コス3点の除去スペルをガンガン回収できる1コスフォロワーが土の除去を補助してくれるかもしれません。今回も土軸で組めば4勝はいけるんじゃないかなあ…5勝は運。

注意点としては普段の2pickと違ってAoEが足りないこと。ポーションウィザードや大紅蓮といったお手軽AoEが全滅です。地味にファイアーチェインとノヴァフレアもいないので盤面トレードは堅実にやった方がいいでしょう。

スペブ軸としては新ルーニィが仲間入りしたことと、水晶の魔剣士が20枚以下条件を容易に達成できる2pickではスペブの鬼としてお仕事できそうなことから以前ほど地獄のピックにはならないんじゃないかと思います。ただ打点の安定性に欠けるかな、とも危惧されるので道筋の立てやすさはやはり今回も土なのかなあと思います。

 

〇ドラゴン

ppブーストできるカードは全部で11種(竜喰らう禁忌込み、ラミエル抜き)というか2,3コス帯のブーストカードで入らなかったのは2コスアイラだけなのでそこまで無理して取らんでも…って感じはなくもない、かな?ただ以前と比較してかなりディスカ向けの掲示になっちゃってるので大型とのバランスは難しそう。庭園は庭園本体だけじゃなくほーちゃんまでリスト入りしてるのでまあ狙うならどっちか拾えばいいよ、うん。しれっと深海の接近リスト入りしてるんですけどこれで疾走できるの?ほんとに?って疑問符だらけです。そもそも10コスは疾走素で持ってるやつがそこそこいるんだが。ちなみに旧ゼウスはドラゴンクラス限定ですね。バハは全クラス出ます。

どう扱うかが個人の好みによると思いますが鯨がリスト入りしてますね。実は今回能力消滅や変身のカードが何とウィッチのメディアのみというとんでもないリストになっており、デッキ回転率を上げてひたすら鯨を投げ続けるというピックもワンチャンあるんじゃないかなって思ってます。

気になったのはライトニングブラストリスト外。本体は勿論、トークン扱いでこれを手札に加えるフォロワー2種もリスト外です。今回結構なクラスでそうなんですが、アミュ破壊はあってもアミュ消滅のカードが著しくリストから削られています。自動進化の条件がちょっと色々でうまく活用しにくいところがあるドラゴンですが、それでもアミュ対策に堕落を確保する必要に迫られるかもしれません。あと他の大型食っちゃうってリスク背負ってでも禁忌は取りたいところですね。

 

〇ネクロマンサー

というわけで今回割と本領発揮できるんじゃないかなって思ってるネクロさん。2コスト帯の充実はもちろん、使いやすいフィニッシャー群は今回も健在。ヘクターがいるというこの安心感。新ケルちゃんも強いし、しれっとアッパーでコスト下がった蠅の王もいます。新規金レジェではミルティオ、デスブリンガー、デッドメタルスターがリスト入り。葬送できるカード群も充実している上にフェイタルオーダーもあるので十分安定したリアニメイトが狙えるでしょう。

注意点としては8コスのモルディがいなくなりました。寂しい。あと新グレモリーがリスト入りしてるのでうまくいけば早期起動狙えるかと思いきや1コス枠からスカルビーストがリストラされました。ボンフリじゃ墓場稼ぎの代役はできないんだよなあ…あと何を思ったのか入ってるミントちゃんですが沈黙シリーズがスペル絶傑含めて全部いないので倒される前に仕留めないとド地雷になりかねない点は気を付けましょう。

他のリスト外としては旧ケルベロス、恨みの語り部、暗がりの悪霊、ファントムハウル、エンネア辺りが注目点でしょうか。最初4種は流石にアグロネクロは許されなかったらしいってことでいいとしてエンネアがちょっとつらいですね。今回のネクロは5コスト以下の守護が限られているので(フォロワーとしてピック出来るのは実は新グレモリーのみ)中長期を見据えたときに強いエンネアorマンマルリアニが狙えないのはちょっと厳しいところ。ゴブリンクリーンもいないので顔を守る時は普段よりももっと数値高めから意識した方がいいでしょうね。

 

〇ヴァンパイア

復讐と狂乱と渇望入り乱れてますが、ある程度カード毎のシナジー自体は考えてリストアップされている印象です。リストの段階でなんとかってだけでピックで事故ったら事故りっぱなしだと思われますが。さりげなくいるボルテオどうすんのマジで。

一応バーン型でアグロしたり、自傷カードと狂乱カード拾って闇喰らいでシメたり、いっそ昏きに全てを投げ捨てたりすることはできると思いますが、今回かなりピックの腕を問われることになりそうです。なまじそれぞれ単体パワーがあるカードが選ばれてるだけに、うっかり溺れることになりかねないですね。ネレイアなどのパワーカードはちゃんとリスト入りしてるのでフィニッシュまでのプラン建てとどうつなぐかを考えるのが重要といえるでしょう。ちなみに無限リソース系ではクドラクは許されましたが大悪魔は許されませんでした。どうしようね。ただ今回新アザゼルが許されているので対面によっては進化切っていくことも考えた方がいいんでしょうね。

いやはや強いとは聞くのですが、私このクラスだけは2勝以上したことがないのでマジでこれ以上書きようがないです。

 

〇ビショップ

アミュレット減らしたぶん結晶もちが増えた。結局変わらねえ!と思いきや、前回と違いトチ狂ったアッパー修正を受けたスカルフェインがリスト入りしており、手札と展開次第では割と発狂盤面を作られかねない問題があります。よりによって増えた1コスアミュが邪教の神殿でして。つまりビショップは今回全クラス唯一サタンを使えるんですよ。色々しんどい。

カウントアミュ方面じゃなくても厄介で、回復反応のエイラ、社、清浄がなんと全てリスト入り。盤面カツカツじゃねぇか。クラス特性ということもあってか2コスの消滅スペル2種も入っており、つまりネクロの敵はやっぱりビショということに。テミスももちろんいます。いつもの。また当然の権利のようにレフィーエ、ウィルバート、ラーのリーダー付与もちレジェンドはリスト入り。6コスから上のパワーがおかしい分は1,2コス帯のフォロワー減らしてつり合い…取れてねえよなあ…一応の手心としてフォロワーのラピスは入っていません。8コスアミュの熾天使のみです。

注意点として今回はブローディアがリスト外、ノイシュもいないため、大型打点を打点カットすることはできません。バーンダメージはユカリで無効化できますが大型打点は防げません。気を付けましょう。あとなんやかんや言って盤面アミュで埋まりがちです。盤面管理にご注意を。

 

〇ネメシス

 リーシェナ、メイシアの特大フィニッシャーを長く抱えるネメシス、今回もしっかりリスト入りしており、リーシェナに関しては完成さえすれば白黒を盤面空処理できるのは今回の掲示リストだとアイシィファンファーレのデッドペナルティとドラゴンの竜喰らう禁忌のみで完成さえ持ち込めれば今までにないほど明確に堅実なフィニッシャーとなっています。更にパラダイムシフトが追加されたことでAF軸も比較的積極的に取っていきやすくなっており、リーシェナへのつなぎにしてもメイシアへのつなぎにしてもAF自身で決めるにしても中盤が非常に分厚くなったので以前よりはるかに戦いやすくなったといえます。デッキに埋め込むカードも結構リスト入りしてますが機構の開放と加速装置もあるので回すの上手い人ならアンリミ並み…は難しいかもしれないけど加速とパラダイムある時期のローテAF並みにぶんぶんできると思います。コールも同調もいますからね。ストーリーレジェンドのイルガンノ、アイシィもリスト入りしていますがメインフィニッシャーにするよりはサブプランというか全体的な補助目的な気がします。実際それでも十分強いので。

何より対面した時に注目すべきはラグナアウェイクがリスト入りしているためゼルガヴィズヤOTKの可能性が常に捨てきれないということ。カプセルホムンクルスがいないことだけが救いというレベルです。ネメシスを使う場合でも相手にそれをちらつかせられるということによる動きのゆがみを上手いことついていきたい。

注意点としては展開用のパーツも処理手段も比較的多いのですが、破壊の愉悦、破壊の歌声といったリーシェナetcとくっついた時のコスパ良好処理カードがリスト外になっていることと、お手軽能力抹消カードであるミュニエがリスト外であること。相変わらず今回も前に出てくるだろうネクロへの対応能力、意外と面倒なドラゴンの鯨処理が難しいという部分はもしメイシアOTKを狙う場合は厳しいかもしれません。というわけで今回実はメイシアあんまり通らないんじゃないかなーなんて思ってたりはします。普通にドローカードとしても悪くないんですけどね。

 

ニュートラ

クラス限定は以下の通り

・レヴィールの無法者、自由なる冒険者、放浪する料理人、ワイルドリザード:エルフ

・天界への階段:ネメシス

・旧ゼウス:ドラゴン

・新ゼウス:ロイヤル

・ウルズ:ネクロマンサー

・エンジェルスナイプ:ウィッチ

・シヴァ:ビショップ

上述の通り乗り物系の低コスト低レアニュートラルがずらりとエルフ限定に。コンボ主体クラス故にトークンも含めた小粒カードを展開しやすく、バフカードもあるためローテ環境より無法者が暴れやすいリストになっており、更にAoEで処理しようにもAoEそのものが少ない上に旧リザで保護される可能性があり…と序盤の展開で圧し潰せる可能性が非常に高いのが今回のエルフです。各クラスにマークされるという事でもあるので盤面管理、コンボパーツの手札管理などで注意を払う必要が高いでしょう。

全クラス共通のもので見るとなんといってもゼルガネイアがリスト入り。中盤の打ち返しから終盤のフィニッシャーまで役割十分、通常の2pickと違って複数回提示される可能性があるので、普通の構築戦並に警戒を続ける必要がありそうです。またゼルガネイアがあることでロイヤル、ネメシス相手ではOTKすら警戒しなければならないのが怖いところ。特にネメシスの方は進化権が残っていた場合守護を貼ったらゼルガヴィズヤ、貼らなかったらメイシアという2パターンのフィニッシュ手段があるのが恐ろしいところです。

そしてニュートラルのアミュレット対応札は今回は堕落の決意。エルフとロイヤルはほぼほぼ実質1コスで使える札になるんじゃないかと思ってます。ただし今までのエンジェルシュートと違って消滅じゃなく破壊なのでいくつかのアミュレットに対応できません。この差がどう出てくるでしょうか。

もう一つ、ラミエルが全クラスで使えるカードとしてリスト入りしました。つまり事実上全クラス1回はppブーストチャンスがあるわけです。2pickという場で重要な進化権をつぎ込んででもブーストしたいのか、という問題は付きまといますが頭に入れておきたい情報かもしれませんね。